ki.gif.gif挙 動不信ki.gif.gif

 

 
 

自分を変えたい、そう思っていた時期があった。

意識、無意識、両方あったと思う。

何年も。

たぶん、小学校後半くらいから、ずっと最近まで。

自分の言動はますますおかしくなっていった。

吐きそうなくらいの日々。

今すぐ地震でも起こって、学校や職場なんて無くなってほしいと毎日思っていた。

(人が死んだら嫌だが。)

ずる休みをくり返す。

休んだ後の学校や職場の行きにくかった事・・。

短い期間だが、勤めてた頃、

夜寝る前、ノートに同じ事をいつも書いていた。

『おちつけ。おちつけ。お前はお前。変わる事なんてできない。おちつけ!!』

いつものお決まりの文句を走り書きして、やっと寝る。

それでも思う。朝がいつまでも来ませんように・・。

職場へ行く。落ち着けと自分に言い聞かせたにもかかわらず、

やはり自分は変だ・・。
 
 

職場では何故か普通ではない自分。

家に帰るとぐったり疲れて廃人、の、くり返し。

その日もまたおかしな事を口走った。

帰りの電車の中で苦痛の顔をしてたら、側にいたたおっさんが、薄笑いを浮かべこちらを見ていた。

何だ?と思ったが、後で考えてみると、

あんたも大変なんだね、と思ってくれていたのだろうか・・。分からない。

あの人も同じような思いをしてるのだろうか。

そう考えたら一瞬だけなごんだが、それでも辛い日常は続いた。
 
 

半年程勤めたバイト先を、自分から辞めた。

バイト先に辞めると伝えてから、総務にいる1人に無視され続けた。

あーあ、やっぱりな・・。あの人・・。

予想していた態度だったが、初めて挨拶を無視された時はやはり辛かった。

最初の面接の真面目な態度が評価されてか、

総務全体から、私はずっと勤めてもらいたいと思われていた人間だったらしい。

仕事面でも同期よりも大事な仕事をまかされ、あからさまに目をかけられていた。

それが分かっていながら、だらだら迷って職場に居続けていたのは私だ。

自分と同じ年のその人は、自分にも他人にも厳しいタイプで、しっかりと頑張れる人だった。

なんていい加減なやつ、分けわかんねえやつ!!と、思ったのだろう。

実際私に対するかなりの憤りと軽蔑を感じた。

惨めだった。

迷惑かけてごめんなさい。本当にごめんなさい。ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!

それでも私は一刻も早く社会から逃げ出したかった。

私はとうとう、最後まで平静を装った。

周りからどう見えていたか知らないが。
 
 

その後の仕事も自分の異常な言動に耐えられず、いつも自分から辞める。

楽になれるのは辞めてから一瞬だけだ。

辛い。
 
 

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